妊娠期間約2年を乗り越えて。。。(閲覧注意)

Bloomのセラです^^

今日はちょっぴりナイーブなお話。

ブログでお話する日が来るなんて2年前は思いもしなかったな~
今回の出産は8年振り。
年の差の理由と、誰かの為になればとおもいここに記すことにしたよ^^

単刀直入にお話しすると、

第三子を授かる前に流産を経験しています。

それは2021年の事。

妊娠が発覚し、つわりも始まっていて体調は優れてはいなかったけど
新しい命を授かれた喜びの中生活をしていました。

お客様にはプロ意識をもって接していたので気付かれていないですが(と思ってる)
接客の合間につわりで気持ち悪くなって別室へいき戻してしまう事も。。。

身体も一人目、二人目の妊娠の時となんら変わりない
『The 妊娠中の私の症状』という感じで、無事産まれてくるとしか思っていなかった。

安定期に入るまでは周囲には内緒にしておこうと
夫と、もしかしたら体調のことで迷惑をかけるかもと仕事関係者にしか妊娠のことは話していなかった。
それぞれの両親にも話していない。

2021年12月25日
両家集まってクリスマスパーティした時も
まさか今お腹の中に赤ちゃんがいるなんて思ってもいないよな(^_^)
なんて思ってた。

2022年1月 <正月>
来年はもう一人増えてお正月するんだな~♪と
家族団らんの様子をみてワクワクしていた。

その時のブログ

年明けの検診
それは突然だった。

「ーー心拍が確認できません。」

「え??」

ただただショックだった。

念のため後日また確認します。

といわれ後日診てもらったけど結果は変わらず。

「そっかぁ、、私でも流産するんだ。」

一人、二人と妊娠出産をしてきて、自分は無縁と思っていた。

もちろんまだ胎動もないし、つわり以外に赤ちゃんがお腹にいる感覚ってないけど、
涙が止まらなかった。

家族の一員だよ、ずっと忘れないよと
手術前日に家族写真を撮った。
私はお腹に手を添えて。


2022年1月12日、手術当日を迎えた。

手術室に入って行う手術はこれが初めてだった。

手術室に入る直前の廊下で無意識に涙が流れた。

それをみた担当の女医さんが頭ポンポンしてくれた。

身体に麻酔が入った。静脈麻酔。初めての全身麻酔。

手術時間は約20分らしいけど、麻酔で眠らされてる間すごくすごく怖かった。

ずっと悪夢をみていた。

麻酔が入ると同時に(身体に入っていく感覚が分かった)見ている世界がぐにゃ~って曲がり暗転し、スペースマウンテンに乗っているようなスピード感でぐわんぐわんグルグル。
テトリスのようなモザイクのような世界で、その中をトンネルで進んでるような。
そんな世界にいて、だんだん自分が【人】っていう感覚を忘れて
ピクセルの一部というか、何かの細胞の1になったみたいな感覚。
自分の身体の形も記憶も何もかも思い出せなくなって「無」の状態。

とにかくずーっとグルングルントンネルの中をさまよってた。

するとだんだん周りの声が聞こえてきた。

手術が終わって部屋を移動しているところだった。

でもこの時の私はどういう状況なのか全く分かっていない。
まだ自分が【人間】っていう感覚がない。

ただ、医師らが雑談?をしているのは聞こえる。
(なんとなく仕事の話しをしている感じではなかったw)

冷静になって考えると、よく亡くなった直後や、意識不明といわれる患者さんとか、
耳は聞こえるっていうじゃん??

あれ、絶対本当だ!!って思ったもん!
だから周りの人で何かあったときは声をかけ続けてあげたいって思った。

話しは戻って、病室に戻る途中でだんだんここが病院にいることは理解出来た。
【私】の身体に自分がもっていく感じ。
そして、あ!私って【人間だった】って気付くの。

人間だった自分って気付いたものの、何でここにいるのかは分からない。

「滝澤さーん!」「滝澤さーん!」って声が聞こえる。

目を開くと視界がボヤボヤしてる。
よく映画やドラマで意識失ってる人が目を開けるとき
ボヤーーンって画面上に映るでしょ?
あれ再現性すごい!!まさにあれ!!

「終わりましたよ」

〔終わった??、、、あ、、、赤ちゃん!!!そっか、私妊娠してたんだ。赤ちゃんダメだったんだ、、〕

「よく頑張りましたね!」
担当医師がそう声を掛けてくれた。
そして、私の頭をポンポンってしてくれた。

私は声も出せないし動けないけど、その言葉にすごく救われた。

すると
「これ、赤ちゃん」
医師は瓶の中に入ってる赤ちゃんを見せてくれた。

説明の時に赤ちゃんに会いたいと私が伝えたら叶えてくれた。

正直麻酔の影響で意識が朦朧としてて、
見えてる景色がボワンボワン、グラグラしててピントも合っていなかったけど
この子のこと忘れたくない思いで必至に目を見開いた。

現実を理解して、ただただ悲しかった。
もう、赤ちゃんお腹にいないんだって。

でも、先生が会わせてくれたから、落ちついてさよならできたかな。

手術後ってしばらくスタッフが側についてくれると何となく思ってたけど、
病室に連れてこられるとそそくさ誰もいなくなる現実を突きつけられた。

気持ち悪い。吐きそう。

手術の説明で術後気持ち悪くなって吐き気を伴う人もいると聞いていた。
だから食事を抜いて手術をする必要があるとか。

ボタン、、、ナースコール、、どこ、、???

ここは、個室じゃないから声を出して同室してる人に助けを求める事も出来るけど
声が出ない。身体も動かない。

ナースコールどこ、、、、

あ、無理。

気付いたら吐いてしまった。

食事も水分も抜いているのに吐けるんだな、なんて考えている自分がいた。

吐いた事ですごくすっきりした。

待って、これどうしたらいい??動けない、、どうしよう、、、

吐いた時に体を左に向けたらしい。
目をキョロキョロしてたらスマホが見えた。

そうだ病室に戻ったとき、看護師が「ここにスマホ置いておくね」って言ってた。

頑張って何とかスマホを掴めた。
夫に助けを求めた。

夫が病院に電話してくれて看護師が来てくれて服やシーツ替えてくれた。

「ナースコールここにあるからね」
って言われ確認したら

なんと

私の頭のすぐ右隣にあった(゚o゚;

え、、、、真横じゃん。
全然気付かなかった。

麻酔で体が動かないんだもん。しょうが無いよね。

動けなくてじっとしてたとき、赤ちゃんの事を考えてた。
取り出されるとき苦しくなかったかな、男の子だったかな、女の子だったかな。

体の一部が取り除かれた気持ちだった。

手術中の悪夢が本当に怖くて怖くて、トラウマ。
その時がフラッシュバックするように映像が何度も鮮明に蘇るの。

夫にLINEを返してるときも、思い出してたんだな~って今みてて思う。

手術の説明の時も、「この麻酔は悪夢をみることがあります。」
としっかり説明を受けたけど、

悪夢??ふ~ん、そっかぁ、、

くらいしか思っていなかったんだけど、本当に悪夢だった。

あとコロナ期間中で手術中もマスクをしていなきゃいけなくて、
そのマスクのせいなのか、手術が終わることかな?
うまく呼吸が出来ないっていう感覚もあって苦しい苦しい苦しいって思ってた。
ちゃんと呼吸が正常に出来ているか誰か見てくれないの??!って思ってた。

あとになって冷静になれば、麻酔による反応かなって思ったり。
なんせ苦しくて死んじゃうかと思った。

いろいろと落ちついた頃、涙が勝手に溢れてきて止まらなかった。
4人部屋だから、うるさくならないように涙を必死にこらえようとするけど溢れる涙は止まらなかった。

翌日退院して、いつも通りの生活に戻る。

心の傷はなかなか癒えなかった。

でも幸いなことに、妊婦さんや、小さな赤ちゃんを連れてる人を見かけても
憎悪を抱くことは無かった。

羨ましいなって思うことはあった。
妊婦さんに関しては無事に産まれますようにって願ってた。
私が経験したこと、他の人も味わって欲しくないって本気で思った。

私たち夫婦はもともと子ども3人を希望してた。

今回はたまたま運が悪かっただけ。
また授かれたらいいね。

それから数ヶ月後、妊娠が分かった。

同じくらいの時期で驚いた。
戻ってきてくれた!って嬉しかった!

いつも通り、つわりのパターンも全く同じ。
つわりは辛い。

でも、赤ちゃんがお腹にいるってだけで頑張れる。

妊婦健診は流産をしてから、毎回緊張する。

今日は心拍を確認する日。

〔、、、あ、動いてる〕

医師「これ、心拍ね」
安心した。

つわりの辛さはあったけど、来年こそもうひとり家族増えてお正月か~
そんな風に未来を想像して過ごしたお正月。
1年前も同じ事考えてたなって。

今回も安定期に入るまでは周囲には内緒にしておこうと
夫と、もしかしたら体調のことで迷惑をかけるかもと仕事関係者にしか妊娠のことは話していなかった。
それぞれの両親にも話していない。
でも後に、私がつわりでぐったりしてる姿を家に来た母に見られバレたっけな。

健診日

いつものように緊張しながら内診台へ。

〔あれ、、、?心臓動いていない??〕
私にはそうみえた。

すると
「、、、、今回ちょっと心拍の確認がとれない。赤ちゃんもあんまり成長していない。」

頭の中が真っ白になった。

「また来週確認しましょう。」

この3日後は1年前赤ちゃんとさよならした日だった。

この1週間ずっとずっと不安でたまらなかった。
お願いだから生きててとずっと願ってた。

やってきた健診の日。

赤ちゃんの心臓は止まっていた。

どうして、、、
どうして、、、涙。

医師からは連続で妊娠の継続が出来ない場合は不育症を疑う事もあると。

過去に出産を経験していても、不育症になる人もいるらしい。

希望すれば紹介状出して診断する事もできるそうだけど、私の頭の中はそれどころじゃなかった。

手術は3日後に決まった。

1年前にも聞いた同じ説明をまた受ける。

赤ちゃんとのお別れはとっても悲しかった。

でもまたあの手術か、、、、、

手術がイヤすぎた。

赤ちゃんが亡くなっているのに、つわりによる嘔吐は続く。
私の体調は診断を受けた前と後と何も変わらない。

そして迎えた手術当日。

手術室が並ぶ廊下には、手術の時を待つ手術着を着た3、4歳くらいの女の子がいた。

その子は全く恐怖心も無さそうな様子で、男性医師に抱っこしてもらいながら
「手術が終わったら何食べたい?」とか楽しそうな会話をしていた。
手術室の部屋はこの病院だと地下にあることもあって、空気も冷たくて、薄暗い。
女の子の側に両親はいなくて(入れないのかな?)ましてや、この緊張感漂う空間にも関わらず
女の子はにこにこしていた。病気を治してもらえるから嬉しかったのかな?

私も頑張ろうって思った。

今回は麻酔の先生がカウントしてくれた。
前回はいきなり始まった(-_-)

1年前と同じように、視界がぐにゃ~と曲がり、グルグルしながらまた悪夢をみた。
内容は同じではないが、自分が人間じゃ無い感覚は同じだった。
こちらの世界に戻りそうなとき、子どもたちと夫の顔が順番に見えた。
〔忘れたくない!!忘れたくない!!〕
私は顔が見えたと同時に名前を必死に唱えた。

〔良かった、、、私、家族のこと忘れてない、覚えている!!〕
〔、、、でも、、皆は私の事覚えてるのかな???〕

何となく、家族はもう私の事覚えていないんだっていう感覚になった。
イヤだな。悲しいなって思った。

目がグルグルしながらだんだん戻ってきた。

病室に戻っていた。

あぁ~そっかぁ。
私流産したんだった。。。

やはり、術後は自分の状況をすぐには理解出来ていないみたい。

前回手術後に吐いてしまった事を伝えてあった事もあり、桶を側に置いてくれてた。
でも今回は気持ち悪くならなかった。桶は使わずに済んだ。

私が落ちついた頃、主治医が部屋に来てくれた。

「赤ちゃんみる?」

今回も先生には赤ちゃんに会いたいと伝えていた。

瓶の中に入った私の赤ちゃん。

今回は前回よりも大きいせいか、きれいに取り出せなかったのかな、、
瓶の中にいる赤ちゃんはぐちゃぐちゃだった、、、。

先生が部屋を出た途端
涙が止まらなかった。

〔かわいそう、、、痛かったよね、、、ごめんね、ごめんね、、〕

かわいそうでかわいそうでたまらなかった。。。。

しばらくすると、看護師が様子を見に来た。

泣きはらしてる私をみて、背中をさすってくれた。

いつも通りの日常に戻る。

ある日、施術でお客様と会話をしている時に
流産をしたことがあると打ち明けたことがある。

この時、何か重荷が落ちたというか、すーって軽くなった。
その方も同じ経験をしたことがあって、共感できたからなのか気持ちがすごくスッキリした。

ある日娘からなんの前触れもなく突然、
妹が欲しいと言われた。

3人目どうしよう、、、

もはや私とって妊娠はトラウマになりかけてた。

もし夫の意思がブレてたら、3人目は諦めようと思ってた。
なんども問いかけたけど、意思、答えは変わらなかった。
(私の中でテストしてた)

夫は家事育児、私がお仕事頑張りたいなど、なにからなにまで協力的で、夫がいなかったらサロンBloomも無かったと言っても過言ではないくらい出来た人。

夫に第三子を、長女に妹か弟をプレゼントしてあげたいって思った。

しばらくすると妊娠が発覚した。

正直検査薬で陽性だったとき、不安な気持ちもあった。
またダメだったら、、、そしたら私もう無理かも、、、。
どっちにしても今回で最後かなって。

上2人の時は健診が楽しみで仕方が無かった。

でも今は不安。

妊娠初期は腹痛?ハリが続いたり心も身体も休まらなかった。

でもそんな事はよそにお腹の赤ちゃんは順調に育ってくれた。

今まで私の妊娠を見届けた先生も赤ちゃんの成長を凄く喜んでくれてた。

気付けば安定期、そして胎動を感じるように。

胎動を感じてる間はただただ安心できた。

胎動ない気がするって思ったらお腹さすったり、声かけたり刺激を加えて反応してくれるのを待ったりもした。

そして1月になった。
1月は2人の赤ちゃんとお別れした月。
すっかり1月恐怖症にもなったけど
毎年お花とエコー写真を用意してあの時は私のお腹にきてくれてありがとうって伝えるんだ。

時々、町で小さい子をみて
もし、あの子達が無事産まれていたら、今これくらいか~
って照らし合わせる事もあったな。

時は流れて妊娠後期、、正産期、、

そして予定日を2日遅れて無事に産まれてきてくれた。

安心した。嬉しかった、、、。

分娩に立ち会ったのはお世話になってる女医さんじゃなかったが
出産数日後、女医さんがわざわざお祝いの言葉を届けに私の部屋まで来てくれた。
3年私の経過をみてくれた先生。辛いとき、寄り添ってくれた先生。
先生に出会えて良かったです!と伝えた。

今でもすごく不思議に思うこと。

それは、もし天使になった赤ちゃんが無事に産まれていたら、、、
もし長女が、妹欲しい!っと言わなかったら、、、
もし夫が3人目希望しなかったら、、、

今抱いてるこの子は存在しない。。。

流産したことはすごくすごく悲しいけど
この子とは出会えないなんてもう考えられない。

本当に産まれてきてくれてありがとう

___________

気付けばかなり長文になっていました。

ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

ここまでの話し、公にするか迷いましたが、
私自身、流産を経験されているお客様とお話をしたときに
私だけじゃ無いんだ、、って不謹慎ですが安心しました。

打ち明けるってすごく勇気がいることだったけど、
打ち明けたことで心も軽くなれたし、もしかしたら私が感じたように、誰かの支えになるかも
って思ってお話しました。

もし暗い気持ちになってしまった方がいたらごめんなさい。

そうそう!
よく見てくださってる方は知ってるかなと思うのですが、
私以前はInstagramのストーリーを頻繁にアップしていました。

投稿がパッタリの時期があったと思うのですが、
つわりだったり、上記で話した事があったからです。

そして、上の年子と年の差があるのは、当時サロンもオープンしたばかりだしすぐに3人目とは考えていなくて、少し離そうという事だったけど、
2度流産する事で8歳差になりました(´。`)

あと、これだけは言わせてほしいのですが
皆さんからブログ見ましたよ~
って会話の話題にさせてもらうこともあるのですが、
今回の記事の事も全然声かけてもらって大丈夫ですからね^^

過去の経験を得て今の私がいるので☆

ひとつ言えることは、経験したことで同じ境遇の人の気持ちを分かってあげられるようになったこと。
これは私にとっても大きいなと思います。

何はともあれ
皆さんが日々笑顔で生活できるように
私は願っています、、☆


心を込めて施術致します!ご予約お待ちしております^^♪